そんなあなたにおすすめの記事です。
今回はエックスサーバーを使用している方がプラグイン以外にサイト表示速度を速くすることができる方法を3つ紹介していきます。
この記事の内容
エックスサーバー使用者がプラグイン以外にサイト表示速度向上させるために見落としがちな設定方法を紹介
この記事を読むべき人
サイト高速化プラグインを導入したのにいまいちサイト表示速度が改善されない人
サイト表示速度を高めるためにできる事はなるべくやっておきたい人
サイト高速化に関しては、プラグインばかりに気を取られてしまいがちです。
しかし、WordPressはレンタルサーバー(今回はエックスサーバー)を経由して使用しているわけですので、エックスサーバーの根本の設定をしっかり見直してあげる必要があるんです。
そんな見落としがちなサイト高速化の設定を見ていきましょう!!
目次(タップでジャンプ)
エックスサーバーで見落としがちなサイト表示速度を高める3つの方法
エックスサーバーを使用している人が意外と見落としているサイト高速化のための方法は下の3つです。
*2020年3月現在、Xアクセラレータの最新ver.2、PHPの最新ver.7.3.14
これらを順番に見ていきましょう。
現在の設定を最新のver.に切り替えるだけでもサイト表示速度の改善は見込めますよ!!
まずはXサーバーのサーバーパネルへジャンプです。
1. Xアクセラレータの設定方法
まずはXアクセラレータの設定方法です。
XアクセラレータはエックスサーバHPによると、サイトの高速化や、大量アクセス時の耐性を強化できる独自の高速化機能とのことです。
高速化のみではなく安定性も向上するとのことなので設定しておいて間違いはないでしょう!!

①Xサーバーのサーバーパネルの右側ある「高速化」内の「Xアクセラレータ」をクリック

②お使いのドメイン部分で「選択」をクリック

③現状(2020年3月)の最新である「Xアクセラレータver.2」にチェック
④確認画面へ進むをクリック

⑤変更内容を確認し、問題なければ「変更」をクリック
この後、変更完了画面が表示されればOKです!!
2. サーバーキャッシュ/ブラウザキャッシュの設定
次にサーバーキャッシュとブラウザキャッシュの設定です。
キャッシュ設定を行うことでユーザー毎に与える情報を一部キャッシュ化し、使いまわして使用するためサイト表示速度が改善されます。

上記はページキャッシュの例ですが、サーバーキャッシュやブラウザキャッシュも基本的には考え方は同じです。
それでは設定を見ていきましょう!

①エックスサーバーの「高速化」内の「サーバーキャッシュ設定」をクリック

②お使いのドメインの部分で「選択」をクリック

③変更の部分で「ON」にチェック
④「確認画面へ進む」をクリック

⑤設定内容を確認し、問題なければ「変更する」をクリック
この後、設定完了の表示が出れば問題ないです!

①「ブラウザキャッシュ設定」をクリック

②お使いのドメインの部分で「選択」をクリック

③タブを開き「*推奨設定」と記載のある「ON(すべての静的ファイル)」を選択
④「変更」をクリック
この後、変更完了画面が表示されます!設定変更の反映にはおよそ15分くらいかかるみたいですね。
3. PHPのバージョンを最新にする
サイト表示速度はエックスサーバーのPHPのバージョンを最新にすることにより改善される場合があります。
ただし、PHPのバージョン変更には以下の注意点があります。
最新PHP未対応プラグインとの干渉によりサイト表示がおかしくなる
実際に僕も最新のPHP ver.に対応していないプラグインを有効化していたためにサイト表示がおかしくなったことがありました。
しかし、サイト表示がおかしくなったとしても変更前のPHP ver.に戻せば元通りになるので焦る必要はありませんよ!
干渉を起こしてしまうプラグインの目安としては、いろいろありますが可能性が高いものとしては、
「長い間、開発者により更新されていないプラグイン」
です。2~3年更新されていなかったら少し怪しいかもしれません。
プラグインが最近更新されているかの確認は下の手順でできます。

管理画面の「プラグイン」をクリック後のプラグイン一覧の部分で「詳細を表示」という部分があるかと思います。ここをクリックすると下のような画面が表示されます。

今回は例としてAddQuicktagというプラグインですがこれは、つい最近(2020年3月)更新されていました。割と頻繁に更新されているプラグインはエックスサーバーの最新のPHP ver.に対応している可能性も高いです。
上記のように確認してみて、最近更新されているものであればおそらくは問題ないと思われます。
テーマとの相性もあるかもしれないのですが、参考までに「JIN」を使用している僕がPHPver.7.2.27→ver.7.3.14に変更した際に有効化にしていて、問題なかったプラグインをあげていきます。
1. AddQuicktag
2. Autoptimize
3. BackWPup
4. BJ Lazy Load
5. Breadcrumb NavXT
6. Classic Editor
7. Contact Form 7
8. Advanced noCaptcha & invisible Captcha
9. Edit Author Slug
10. EWWW Image Optimizer
11. Google XML Sitemaps
12. Intuitive Custom Post Order
13. Rinker
14. Search Regex
15. Table of Contents Plus
16. WP Super Cache
17. WP-Optimize – Clean, Compress, Cache
上に挙げたプラグインは有効化にしたままでしたが、PHPver.7.3.14へ変更後にサイトの表示がおかしくなることはありませんでした。
PHPver.とプラグインに互換性があるかを一括で確かめることが可能なプラグイン「PHP Compatibility Checker」もありますので、興味のある方は使用してみるのもいいかもしれません。
以上を踏まえてPHPのバージョンを最新にしていきましょう!!

①サーバーパネルの「PHP Ver.切替」をクリック

②お使いのドメインで「選択」をクリック

③タブをクリックして一番上の「推奨」となっているver.が最新ですのでそちらをクリック
2020年3月現在の最新ver.は7.3.14ですね。
④「変更」をクリック
そのあと設定完了画面が表示されていたらOKです。
最後に念のためあなたのサイトを開いてみて表示に問題がないかを確かめてみてください!
もしおかしくなっていたら、もう一度エックスサーバーのサーバーパネルから変更前のPHPver.に戻せばすぐにサイト表示は直ります。
サイト表示がおかしくなる原因の多くはプラグインなので上に例として挙げたプラグイン以外の干渉を疑ってみてください。
特に古いプラグインや使用していないプラグインなどは無効化や削除をすることをおすすめします。
この機会にプラグインの断捨離をしてしまいましょう!!
おまけ:干渉を起こすプラグインの例
僕が最近使用していたプラグインで、最新のPHPver.だと干渉を起こした奴がいます。
それは「Crayon Syntax Highlighter」というノウハウ記事などの中にコードを埋め込むことができるプラグインです。
しかし、心配はいりません。
「Crayon Syntax Highlighter」を使用している方がいたら、下の超親切な方のサイトを参考にしてみてください。
僕はこのサイトの手順通りに変更を加えたら「Crayon Syntax Highlighter」を問題なく使えています。
参考にしてみてくださいね~♪
プラグイン17個&エックスサーバーの高速化を行った際のサイト表示速度
参考までにプラグイン17個を導入&エックスサーバーの高速化やPHP ver.変更を行った場合の僕のサイト表示速度は下のようになりました。

モバイル表示速度74

パソコン表示速度99
もちろん、使用するテーマなどにもよりますが、僕はJINでモバイル表示速度は74点で標準、パソコンは99点でした。
モバイル表示速度は90点以上を叩き出すのはなかなか難しいともいわれています。
なので、みなさんも90点を超えなくとも、神経質にならず50~89点程度の標準レベルを目指すのがいいかもしれませんね。
実際にスマホで4G回線やWifi回線でページを表示させてみるとわかるのですが、60~70点程度でもそこまで苦にはなりませんよ!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エックスサーバーの人が設定できるプラグイン以外のサイト高速化設定を紹介させていただきました。
ページの読み込み&サイト表示速度が遅い=イライラにつながりユーザー離れにつながるとも言われているので、PageSpeed Insightsなどで定期的に自サイトのチェックをしてみるのをおすすめします。