とお考えのあなたはご一読ください。
この記事の内容
メンタリストDaigoさんの話題書「超客観力」の内容の一部を紹介
「超客観力」の構成
この記事を読むべき人
自分には既に客観力が備わっていると感じている人
客観力を身に付けて、これからもっと成長していきたい人
買ってから損しないように、話題書の内容を少しだけ把握しておきたい人
Daigoさんの書籍を読み漁っている運営者が若干のネタバレを含みながら書籍紹介をしていきます。
結論から言うと、「超客観力」には真の客観力を身に付けるために根拠に基づいた具体的なノウハウがふんだんに盛り込まれています。
そして、世代を問わず刺さる内容になっていますが、特に職場や学校での対人関係、進路など悩みの多い現代の若者に非常に刺さる内容になっている印象を受けました。
ただ、読書というよりもどちらかというとノウハウ集約本のような感じになっていますので、「読書を楽しみたい!」という方が読むのには適していないでしょう。
根拠に基づいたノウハウを自分も実践すれば客観力が身に付きそう!!と実感し、行動に移せるのが本書のいいところですので、それを踏まえていってみましょう!
Amazon売れ筋ランク 本359位(記事更新時)
目次(タップでジャンプ)
「超客観力」の概要

概要は以下のような感じです。
人を操る禁断の文章術
動画サイトで大好評だった「客観力」に関する膨大なリサーチ + ノウハウを一冊に集約
ムダに悩まない理想の自分になるための「超客観力」の身に付け方をレクチャー
ネタバレ含む!本書の内容を一部紹介
それでは、本書の内容をほんの一部ですが紹介させていただきたいと思います。
自分には客観力があります!←それバイアスかかってるかもしれません
非常にそう思う:5、まあまあそう思う:4、どちらともいえない:3、あまりそうは思わない2、まったくそうは思わない:1で答えてください。
- 自分は正確にものごとを判断できる方だ
- 自分のことは自分が一番よくわかっている
- 自分のことは自分で判断する方がよい
みたいな設問は適性検査などでみなさんもよくご覧になったことがあるかと思います。
みなさんはこのような質問に対して、どのような評価をするでしょうか?「4:まあまあそう思う」を選ぶ人は割と多いのではないかと思います。
しかし、実は私たち中には「自分の能力を高く評価しがちである」という心理があるそうなんです。
科学的根拠に基づくと、人間はものごとを個人の歪んだ視線で見ていて、自分のことなんか10%程度しか理解できていなくて、他人の判断に任せた方が正確な判断ができるというのが実際のようです。
つまり、客観力についての思い込みをしてしまっているということなんですね!
客観力についての3つの思い込み
- 自分は正確にものごとを判断できる方だ → 実際は歪んだ視点で見ている
- 自分のことは自分が一番よくわかっている → 実際は10%程度しかわかってない
- 自分のことは自分で判断する方がよい → 実際は他人の判断の方が正確であることが多い
じゃあ客観力を身に付けるにはどうするか?【自分自身を徹底的に深堀り】
その答えに、まずは自分自身について知り、徹底的に深堀りすることである、とDaigoさんは教えてくれています。
自分自身を徹底的に深堀り
- 自分が最も重きを置いている人生の価値観って何だろうか?
- 自分はその価値観に沿った行動ができているのか?
- 今日が人生最後の日なら自分は何をするだろうか?
- これからもっと満足のいく生活を送るためにどんなことを勉強すればいいのか?
- 今現在の自分の時間の使い方は有意義だろうか?有意義ではないのはなぜか?
などのような、自分自身の深く知るための質問や内観のテクニックを網羅的に紹介してくれています。
自分が人生で重要視している価値観。ふとした時に忘れてしまいがちですが、その価値観に沿った行動を常に心がけていれば、無駄に悩む必要もなくなりそうですよね!
超客観力とは主に「自己省察」と「知的謙遜」スキルの高さ
自分のことを理解した、その次は客観的であるように見えて実は主観的な自分自身に縛られないための「超客観力」を身に付ける時です。
超客観力を2つに大別
自己省察 → 自分の根本にある欲望を正しく理解して、主観による思い込みに惑わされず真実を見抜く力
知的謙遜 → 自分の能力を正しく理解し、より深い成長を促進するための力
これら2つの力を身に付けていくことが「客観力」を保つために重要であるということですね。
そして各々のスキルが、なぜ重要なのかという科学的根拠に基づいた説明も、もちろん行ってくれていますので腑に落ちやすいですね。
本書の内容ではないですが、Daigoさんがおっしゃっていたことで印象深いのが下の言葉。
「例えば、筋トレなどでも、このトレーニングが体のどの部分に効いて、何で効果があるのかをしっかり理解しているかいないかで効果の出方が大きく変わる」
つまり、根本理解をしているかいないかで筋トレも知識も定着度合いが異なるってことです。
「自己省察」と「知的謙遜」を身に付けるためのノウハウ
本書には「自己省察」や「知的謙遜」を身に付けるための実践的なノウハウがふんだんに盛り込まれています。
自己省察スキルを高めるトラッキングテクニック
感情と肉体の変化を追跡していく超実践的なテクニックを紹介してくれています
知的謙遜が身に付く10のエクササイズ
普通に生活しているだけだと見逃してしまうであろう考え方を実践できるように紹介してくれています。
知的謙遜スキルを鍛えるテクニックの中でもでもすぐに実践できそうなのが「1日チェック法」です。
自分がどんな行動や選択をした時にどう感じるのか?ポジティブな感情なのか?ネガティブな感情なのか?を知り得るのに重要な手法であると感じました。
個人的にはこの作業を繰り返して自分自身のデータを収集していくことで、ネガティブな感情になってしまう行動や選択を取らないためにどうするべきか?を考える重要なツールとなると思え、ぜひ実践したいと思いました。
具体的な内容に関してはぜひ本書をご一読ください!
「超客観力」は真の客観力を身に付けるためのノウハウが盛りだくさん!
「超客観力」の流れ
1. 客観性に関する3つの思い込み
2. 自分を知る6つの質問と価値観リスト
3. 「自分はどんな人間か?」を掘り下げまくる「内観」の技術
4. 自己省察スキルを高めるトラッキングテクニック
5. 客観力の最大の敵「反すう思考」に立ち向かう方法
6. Googleが最重要視!最強の判断力を手に入れる方法【知的謙遜】
7. 知的謙遜が身につく10のエクササイズ
8. 他者の知的謙遜を育てるための「ソクラテス式問答」
上記の8章構成になっています。
Daigoさんの本は図解を多用して、直観的にわかりやすい内容になっている書籍が多い印象でしたが、「超客観力」はどちらかというと図解よりも文章が多めで、読み応えのあるものになっています。
ただし、「読書をする」という意識で本書を読むと「これ、なんか違うな」と感じてしまうかもしれません。
読書というよりも、客観力を身に付けるためのノウハウを身に付ける内容がメインになっているので、そのあたりに注意しつつご一読してみてください。
そうはいっても自己成長のための良書であることは自信をもっておすすめできます。
本書は根拠の薄い実体験だけで構成された啓発本の類ではなく、科学的根拠に基づいたデータの圧倒的なリサーチ+メンタリストDaigoさんによるデータの咀嚼(一般人でもわかりやすいようにかみ砕いて説明)で構成されています。
そして、本書に書かれたことを理解するだけではなく、実際に「実践」していくことで今後のヒトとしての内面の成長が見込めると自信を持っておすすめできる一冊です。
現状の対人関係で悩んでいる方
今後の進路に不安のある方
今後より精神面で成長していきたい方
などは間違いなく読んで損はない内容になっていると思います。
興味のある方は、ぜひご一読してみてはいかがでしょうか?
Amazon売れ筋ランク 本359位(記事更新時)
この記事を読んでいる方には、こちらの書籍もおすすめです!




まとめ
いかがでしたでしょうか?
人は自分に客観力があると能力を高く見積もってしまう心理が備わっている
超客観力を身に付ける上での重要事項は「自己省察」と「知的謙遜」である
本書のノウハウを実践することで内面の成長を促進する超客観力が身に付く
身に付けた知識は一生の宝になります。本書を読んで人生を豊かにしましょう!!
*参考:超客観力 著-メンタリストDaigo