そんなあなたはこの記事を読んでみてください!!
この記事の内容
Daigoさんの書籍「超効率勉強法」のネタバレと書評
すぐに実践できる科学的に正しい勉強法を一部紹介
この記事を読むべき人
これからやる勉強の効率を上げたい人
科学的に正しい勉強法を知りたい人
超効率勉強法の内容を少しだけ知りたい人
結論から言うと、僕たちが学校で教わってきて当然のように実践していた勉強法の多くは間違いだらけです。
本書を読むことで今までの勉強法を見直し、より良い方向に改善することができると思います。
これからその理由を書籍「超効率勉強法」を参考にしながらお話していきます。
超効率勉強を読むと身に付くもの
すぐにでも実践できる効率爆上がりな勉強方法
*参考文献:「超効率勉強法」著-Daigo
目次(タップでジャンプ)
超効率勉強法の概要
本書のざっくりとした概要は以下のとおりです。
人を操る禁断の文章術
論文などの研究データベースで科学的に根拠のある勉強法に関する知識やノウハウを一冊に集約
学校では教わらない、盲点だった正しい勉強法をレクチャー
あるいは親御さんが読んで小学生の息子さんに伝授してあげてほしい!
めちゃめちゃ説得力があってすぐにでも実践したくなるノウハウが多数です!!
あなたは大丈夫?間違いだらけの勉強法7つ
あなたはこんな勉強法していませんか?
①アンダーライン
②語呂合わせ
③テキストの要約
④テキストの再読
⑤集中学習
⑥自分の学習スタイルに合わせる
⑦忘れる前に復習する
今まで学校で教わってきた勉強法ばかりですね。
ですが、上に挙げた勉強法は科学的根拠に基づくと、ほとんど効果がないということがわかっているそうです。
今回は特に独断と偏見でみなさんが気になるのではないかと思われる、
①アンダーライン
②語呂合わせ
⑤集中学習
⑦忘れる前に復習する
の4つがなぜ効果がないのか?を紹介していきます。
間違えた勉強法1:アンダーライン
という方は多いはず。
なぜアンダーラインが非効率かというと、
人間の脳はアンダーラインを引いただけで安心してしまう
読み返した時にアンダーラインの箇所だけに目が行き全体像をつかみにくい
ということのようです。
要するに、
アンダーラインだけ引いて勉強した気になってしまう
アンダーラインを引いた部分をメインで覚えてしてしまうので暗記問題には対応できるが、全体像を把握できないので応用問題には対応できない
ということですね。
「アンダーラインを引くと勉強した気になって安心してしまう」というのは心当たりある方いるではないでしょうか?
つまり、効率わるいんです。
心理学者の多くはアンダーラインを「ただの気休め」と呼んでいるらしいですよ。
間違えた勉強法2:語呂合わせ
という方も多いはず。
なぜ語呂合わせが非効率なのか?
単なる記憶術でしかない
根本理解につながらない
ということです。
要するに、
丸暗記はできるけど結局暗記した内容を根本から理解できているかは別問題
ってことですね。
語呂合わせは確かに覚えやすいんですけど、語呂だけ覚えて「結局どんな意味があるんだっけ?」ってなりがちですよね。
「身の上に心配アール参上(4/3)πr^3」。これは球の体積の公式の語呂合わせですが語呂だけ覚えて根本的な理解をしている人は少ないと思います。
という理解なら球でなく楕円型の立体ならどんな公式になるのか?コマ型の立体ならどんな公式になるのか?なんて応用も利きます。
語呂合わせは柔軟な考え方に結びつかないことが言えそうですね。
間違えた勉強法3:集中学習
そもそも集中学習とは?
ということですが、本書での集中学習の定義は「特定の分野だけ集中的に勉強する」というものです。
例えば、
みたいなやつですね。
なぜ集中学習がいけないのでしょうか?
集中して知識を詰め込んでも定着率が低いという研究データがある
目の前の分野のみに深く集中している状態なので別分野の考え方と結びつけた発想ができない
要するに、
集中学習を続けるとその分野だけの偏った思考法しか身に付かなくなる
ってことですね。
確かに、実際の試験では何が出るか完全にランダムなことが多いです。
試験だと、2次関数だけど図形やベクトルも複合させたような難しい問題が普通にでてくるので、二次関数の勉強だけやってても解けないですよね。
間違えた勉強法4:忘れる前に学習する
なんて思ってしまいますよね。
なぜ忘れる前学習がダメなんでしょう?
勉強の内容を忘れないうちに学習した生徒よりも忘れかけたタイミングで学習した学生の方が成績が良かった
なんて研究結果もあるそうです。
要するに、
忘れないうちに復習→「すでに知っている重要でない情報だ」と脳が判断し、結局定着しない
忘れかけたタイミングで復習→懸命に思い出そうする過程を踏むので「重要な情報を思い出そうとしている!」と脳が判断し、長期記憶として定着しやすい
ということのようです。
ちなみにエビングハウスの忘却曲線をへたくそですが描いてみました。

はーい、みんな!ちゅうも~く!!
今習ったことは20分で42%も忘れちゃうから、一時間だと、、、結構忘れちゃうよね!だからおうちに帰ったらなるべくすぐに復習してね~
なんて習った方は騙されているかもしれません。僕もまんまとだまされた少年の一人です。
ちなみに本書では適切な復習タイミングの1つとして、
最初の復習は1~2日後
2回目は7日後
3回目は16日後
4回目は35日後
5回目は62日後
と紹介されています。
これを見ると、その日授業で習った宿題をやらずに1日遅れで提出するなまけ癖のあるちびっこたち大勝利説を唱えられそうですね。
忘れるぐらいのタイミングで復習するのがおすすめです!
すぐに実践できる効率爆上がりな科学的に正しい勉強法4つ
本書は効率が爆上がりする勉強法や学習テクニックをこれでもか!というほど教えてくれています。
その中でも今回は、
1. 分散学習
2. ティーチングテクニック
3. 音楽の正しい使い方
4. ピアプレッシャーをうまく使う
すぐにできるこの4つだけ紹介させていただきます。
ちなみに本書にはあと31も勉強法やテクニックが紹介されています。
効率の上がる勉強法1:分散学習
これは上で紹介した集中学習の逆の学習法と考えていただいてOKです。
集中学習→特定の分野に絞って一気に学習
分散学習→間隔をあけていろんな分野を回しながら学習
脳科学では、ニューロンが記憶のネットワークを構築するまでにある程度の時間がかかるということがわかっています。
つまり、勉強したことが記憶として定着するまでには少し待たなきゃいけないわけです。
本書では分散学習を応用したインターリービング学習法が紹介されていますよ!!

この学習法のポイントをまとめておきます。
異なるジャンルを回す(二次関数→ベクトル→空間図形など)
各ジャンルの勉強時間を等間隔で区切る
休憩をはさむ
この学習法は一般的に「人間は90分の覚醒状態と20分の安静状態を繰り返す」というリズムに基づいているそうです。
ですが、ジャンルごとの学習時間や休憩、回すジャンルの数はお好みで決めていいそうです。決めるのが難しいようであれば、しっくりくるまで「90分+20分でワンサイクル」を目安にやってみるのがいいかもしれませんね。
効率の上がる勉強法2:ティーチングテクニック
ティーチング(=teaching)ですので、「誰かに教えるつもりで勉強する」というものです。
学習した内容を誰かに教えるつもりで勉強する
→自分で深く理解していないと誰かに理解してもらうことはできないので、内容をよりかみ砕いて理解しやすいように学習する癖がつく
という感じです。
教科書に書いてある堅苦しい文章をそのまま理解しようと思ってもなかなか頭に入ってきませんよね。
例えば、友人や自分より年下の子供に勉強した内容を教えることを想像してみてください。
理解してもらうためには専門用語はなるべく抜きにして、より簡単な表現を使って説明しようとしますよね。
「だれかに説明しよう=わかりやすくアウトプットをしよう」という思考錯誤が知識の定着に結びつくわけなんです!!
効率の上がる勉強法3:音楽の正しい使い方
音楽をうまく使うと勉強効率が上がるみたいですよ!
音楽は勉強中に効くと脳への負担が大きくなり、作業効率が落ちる
好きな音楽を勉強する10分前までに聴くと気分がノッて勉強への導入がスムーズにいく
ということのようです。
勉強はやっぱり「重い腰を上げて」という感じで取り掛かるまでにエネルギーが必要ですよね。
ですが、勉強前に音楽を聴いておくことで勉強に取り掛かるための障壁を低くしてやることができるみていですね。分散学習の20分休憩に音楽を組み込んでしまいましょう♪
ちなみに、勉強中の音楽は効率を下げるということが研究結果から分かっているようです。歌詞やメロディのついている音楽を聴くと脳がそちらに気を取られてしまうみたいですね。
ただし、例外として小鳥のさえずりや木々が風にそよぐ音などの自然音は逆に集中力を高めてくれるようです。公園学習なんかはなかなかいいかもしれませんね。
効率の上がる勉強法4:ピアプレッシャーをうまく使う
プレッシャーというとネガティブな印象に聞こえますがピアプレッシャーは集中力を高めてくれるよいプレッシャーとして利用しましょう!!
ピアプレッシャー
周囲からの圧力で「自分もちゃんとやらなきゃ!!」と感じることができる
図書館などで勉強がはかどるのがいい例ですよね。
周りの人もしゃべらず集中して勉強しているので「自分も集中してやるぞ!」という気持ちが湧いてきて自然に集中できるようになります。
つまり、周囲の人が集中している環境に身を置くのが吉ということですね。
超効率勉強法は科学的に正しい勉強法を教えてくれる
超効率勉強法の大まかな流れ
第1章:やってはいけない7つの勉強法
第2章:「超効率勉強法」の基本
第3章:「勉強前」の7つのテクニック
第4章:「勉強後」の5つのテクニック
第5章:勉強の効果をさらに高める7つの学習習慣
第6章:地頭をよくする科学的トレーニング
といった構成になっています。
この記事ではほんの一部しか紹介できていませんが、本書を読むことで今までの勉強方法を刷新し、これからの勉強に役立つテクニックを習得することができます。
Daigoさんの本はどれもためになる良書が多いですがこの本はAmazonランキングの学生の勉強部門や心理学部門で1位になった書籍です。
つまり、みんな読んでいるってことですね。
もはや「いまさら聞けない」「まだ知らないの?」というレベルの内容になりつつあるかもしれません。
あなたはいつまで間違えた勉強法を続けますか?この機会に「超効率勉強法
Amazon売れ筋ランキング 自己啓発55位
この記事を読んでくれた方にはこちらもおすすめ!

まとめ
いかがでしたでしょうか?
分散学習→異なる分野を等間隔で休憩をはさみながら回していく
ティーチングテクニック→勉強した内容を誰かに教えるつもりでかみ砕いて理解
音楽の使用→勉強前に好きな音楽を聴きノリノリな気分で勉強に取り組む
ピアプレッシャー→周りの人も集中している環境に身を置き自分も集中
という方はぜひ本書を手に取ってみてくださいね!!勉強効率爆上げしましょう♪