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【書評】鈴木祐さんの「科学的な適職」は職業選択に対する広い視野が身に付く

科学的な適職紹介画像
まなぶくん
まなぶくん

適職診断とか適性検査とか、いろいろあるけどあんな検査で自分の適職ってわかるのかな?今後の就職や転職のためにも、自分にとっての最適な職業選択ができる視点を教えてほしい!

そんなあなたはこの記事読んでみてください!

 

この記事の内容

鈴木祐さんの「科学的な適職」の一部ネタバレと書評

この記事を読むべき人

就活や転職の際に最適な職業選択をしたい人

今までの就活や転職活動で後悔したことのある人

職業選択の視野を広げたい人

科学的な適職の内容をちょっとだけ知りたい人

 

結論から言うと、「科学的な適職」は視野を広く持って適切に職業選択をする方法を教えてくれる教養本です。

つまり、自分にどんな職業が向いているのかを教えてくれるものではありませんので、「この本を読めば自分に最適な職業がわかる!」と思って読むと「あれ?」と感じてしまうかもしれません

この部分の誤解は解いておく必要があるかと思います。

ただ、あなたはこの本を読むと職業選択時にしがちなミスを格段に減らすことができ、本当は考慮すべきだった自分自身の盲点に気づくことができると思います。

就活目前あるいは就活中の大学生や転職活動中のみなさんは読んでおいて損はないですよ!

 

科学的な適職を読むと身に付くもの

後悔しない職業選択の視点

科学的な適職で自分にとっての最適な職業選択を学ぶ

あくまで研究データが物語っているもので「必ずこうである」というものではありません。

しかしながら、信頼のある論文が示す説得力のある研究データであることに間違いはありません。

「科学的な適職」の概要


科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方

概要は以下のような感じです。

科学的な適職の概要

最高の体調」や「超ストレス解消法」、「ヤバい集中力」などの人気書籍の著者である鈴木祐さんによる話題書

年間に5,000本もの論文を読むと言われている鈴木祐さんのリサーチによる、科学的に根拠のある職業選びに関する視点を一冊に集約

選択肢の多い職業選びにおいて、迷わず、後悔しない人生設計術をレクチャー

えもまる
えもまる
今までの職業選びで後悔したことのある人や今後のために視野を広げたい人にはきっと役立つ内容になっています!!

ちなみに鈴木祐さんはブログ「パレオな男」で論文で得た役立つ知識を世に発信しています。

主に健康や思考法などがメインのブログですが、科学的に根拠のある内容であることから多くの方に支持されている人気ブログです。

「科学的な適職」が教えてくれる職業選択時の視野狭窄7つ

職業選択の際に陥りがちな視野狭窄として下の7つが挙げられています。

①好きを仕事にしてしまう

②給料の多さで選んでしまう

③業界や職種で選んでしまう

④仕事の楽さで選んでしまう

⑤性格テストで選んでしまう

⑥直感で選んでしまう

⑦適性に合った仕事を求めてしまう

ひとつ言っておかなければならないこととして、決してこれらの7つに当てはまる職業に就くことが間違いであると言うものではありません

ただ、データに基づいた調査によると、上の7つの視点で職業を選択をしてしまった人たちの幸福度は低い傾向にあったとのことです。

 

ところで、みなさんが一番気になった項目はどれでしょうか?

勝手な推測になってしまいますが、おそらく、

①好きを仕事にしてしまう

⑦適性に合った仕事を選んでしまう

この2つが気になるのではないでしょうか?

今回は「仕事の幸福度という観点」から、一見幸福につながるように見えるこの2つの項目が、実は幸福につながりにくいんじゃないか?ということについて一部考察を交えながら紹介していきます。

視野狭窄1:好きを仕事にしてしまう

まなぶくん
まなぶくん
なんで好きを仕事することが幸福につながらないの?スティーブ・ジョブズも好きなことを仕事にしようってスピーチで言ってたのに、、、

結論から言うと、好きを仕事にする=仕事に過度な期待するあまり、理想と現実にギャップを感じやすい」傾向にあるそうです。

研究が好きで研究職に対して情熱を抱いていた運営者えもまる君のたとえです。

えもまる:「よし!念願の研究職に転職だ。バリバリ研究して成果出すぞ!」

上司:「あーえもまる君、今日からこの経費精算のやり方をマスターしてくれる?そのあとはこの見積作成をお願いするね」

えもまる:「あ、はい(まぁ初めのうちはしょうがないよな。いろいろ覚えないといけないし)」

~5カ月後~

えもまる:「(経費精算とか見積書作成ばっかりで研究職っぽいことまだ全然してないな。入社当初は研究への情熱があふれてたけど、なんか熱も冷めてきたな。自分ってホントにこの会社の研究やりたかったのかな?)」

上司:「えもまる君、もう少しまってな。もうそろそろ実験室入ってもらうから。」

えもまる:「はあ(あの人いつもああいってるけど実際まだ実験室に入れた試しないんだよな。雑用みたいなことばっかりだし。ここにいて本当にやりたいことできるんだろうか?)」

あくまで一例ですが、好きを仕事に選んだえもまる君が理想と現実にギャップを感じてしまっています。

要するに、好きを仕事にすると、仕事に情熱を求めるあまり、やりたいと思っていた仕事以外に不満を感じてしまいやすい、ということなんです。

実際の職場でも面倒な対人トラブルや面倒な書類作業はつきものですが、「好き」の情熱があまりに強いとギャップを感じやすいというのはわかりますよね。

えもまる
えもまる
超絶行好意を寄せていたあの人のとある一面を見てしまったら、なんだか一気に幻滅してしまった、、、なんてことと似ているかも?

「好きを仕事にしたい適合派」と「仕事は後から好きになるだろうの成長派」の違い

(a)「好きを仕事にするのが幸せだ」という適合派の人たち

(b)「仕事は続けるうちに好きになるものだ」という成長派の人たち

(a)と(b)が感じる仕事の幸福度を調査した研究で、(a)が現在の仕事が幸福だと答えたのは最初の1~5年だけで、長期間で見ると(b)のほうが幸福度が高く、キャリアや年収の面でも優れていたとのこと。

この研究データからわかることは、

適合派

仕事への情熱が持続するのは最初だけで長く続かない

情熱は徐々に薄れ職場にギャップを感じやすくなる

好きなこと以外の仕事に対して冷めやすい

成長派

仕事に情熱を求めないので「仕事ってこんなもんでしょ?」と割り切れる

仕事への過度な期待や理想を抱いていないためギャップを感じにくい

不満は特にないので自分が取り組んでいる仕事に次第に情熱が湧く

といった感じです。ざっくりグラフにしてみると下のような感じですね。

仕事に対する情熱の変化図

適合派:最初のうちは情熱は高いが働く期間とともに情熱は減少

成長派:働く期間とともに情熱が増加

えもまる
えもまる
試験勉強でも最初のうちは志望校合格に燃えて情熱が湧きますが、なかなか長い期間は情熱が続かなかったなんて経験がありませんか?時間がたつとともに堕落してしまいがちですよね。

そもそも情熱ってそんなに長く続かないものなのかもしれませんね。

本書の教え

好きを仕事にしたい人は当然ながら、好きなことだけできるわけではないことを念頭に置いておくべき

最初から持っている仕事への情熱は長く続かない

情熱は時間とともに育てていくものである

理想と現実のギャップに対して「仕事ってこんなもんでしょ?」と割り切れる人の方が仕事における幸福度が高い傾向にある

おまけ:スティーブ・ジョブズの例

実はスティーブ・ジョブズはアップルが生み出すエレクトロニクス製品の分野よりもスピリチュアルの分野に興味があったと言われています。

エレクトロニクスの道に進んだ理由はあくまで「楽して稼げそう!」「ビジネスチャンスがありそう!」という理由からでした。実際にアップル創設前にはスピリチュアルの本場インドに修行に出向いているそうです。

決して初めから好きを仕事にしていたわけではなく、やっていくうちにエレクトロニクスが好きになっていったという解釈が正しそうですね。

視野狭窄2:適性に合った仕事を選んでしまう

まなぶくん
まなぶくん
適性にあった職業が幸福度を下げるって言われても、、、じゃあ会社に入る前の選考段階でよく「適性検査」をするけどあれって意味ないの?

結論から言うと、最も精度が高いと言われている適性検査を実施してもその人が「就職した後にその企業で活躍できるかどうか?」を有意に判断することはできなかったそうです。

適性検査でその人が企業で活躍できるかを判断できるのか

・ワークサンプルテスト

・IQテスト

・職業認知テスト

・インターンシップ

・普通の面接

・学歴

など

本書では上記のような「入社後にその会社で活躍できるか」を判断するためによく用いられるテストが本当に役に立つのか?を調査した研究が紹介されています。

上記のテストで最も効果のあった適性検査は「ワークサンプルテスト(=会社の業務内容に近いタスクをこなしてもらいその成績で適性を判断)」でしたが残念ながらこのテストでさえ候補者の能力をたった29%しか判断できなかったそうです。

一番効果のあったテストですら29%ですからインターンシップや面接、学歴がどれほど役に立つかは想像がつくと思います。ほぼ役に立っていません

この結果を見ると、適性検査の段階で候補者をふるい落としている企業の選考ってホントに有効なの?って思ってしまいますよね。

えもまる
えもまる
もしかしたら、会社で活躍できる超優秀な人材が大して効果の期待されないテストで切り捨てられちゃっているかもしれませんね、、、

誤解を解いておくと、適性や強みを理解すること自体に意味がないというわけではありません。ご自身の「強み」を客観的に把握することは重要だと思っています。

本書の教え

職業選びや選考で広く用いられる適性検査はほとんど役に立たない

適性検査の成績を鵜呑みにすると企業も候補者も損をする可能性がある

視野狭窄に陥らないための7つの徳目

本書では視野狭窄に陥らないために持っておくべき視点を7つの徳目として紹介してくれています。

①自由

裁量権がどれくらいあるか?

②達成

前に進んでいる感覚を得やすいか?

③焦点

自分のモチベーションタイプにあっているか?

④明確

自分がやるべきことや自分を評価する基準ははっきりしているか?

⑤多様

作業内容が単調ではないか?

⑥仲間

組織内に助けてくれる仲間がいるか?

⑦貢献

自分のやることがどれだけ世の中に立つか?

本書では上の7つを一つ一つ紹介しながら読者の職業選択への可能性を広げる助言を提示してくれています

えもまる
えもまる
本当に重要なのはこの7つを念頭に置いて職業選択をすること!!気になる方はぜひご一読ください!!

科学的な適職で自分にとっての最適な職業選択を学ぶ

信頼ある研究データをもとに執筆された「科学的な適職」

科学的な適職」の大まかな流れ

1. 仕事選びで陥りがちな7つの視野狭窄の紹介

2. 職業選択の視野を広げ、幸福度を上げる7つの徳目の紹介

3. 幸福な仕事選びを妨げる要素の紹介

4. 選択ミスに陥る原因となるバイアスを取り除く4つの技法

5. 仕事の満足度を高めるための方法と計画を紹介

上記の5章構成になっています。

これから就職や転職を考えている人や、いままでに就職や転職に失敗した経験のある方にとっては特に重宝する一冊になることでしょう。

僕も一度転職に失敗していますが、本書を読んで一番感じることは、

もっと早くこの本に出会いたかった

これにつきます。

この記事では一部しか紹介していませんが、本書を読めば間違いなく職業選択に対する視野が広がります

ただし、「読者にとって最適な職業は何か」を教えてくれる本ではないため、自分に向いている職業をそのままズバリを教えてほしい受動的な人に本書は向きません。ここをはき違えると「買って損した、、、」と感じてしまう可能性がありますのでご注意ください!!

これを踏まえて「ぜひ読んでみたい!」という方は「科学的な適職」をぜひ手に取ってみてください。

科学的な適職で自分にとっての最適な職業選択を学ぶ

*参考文献「科学的な適職」 著-鈴木祐

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

まとめ

好きを仕事にする→長期的に見ると仕事に対する幸福度が低い

適性に合った仕事を選ぶ→適性検査と候補者が活躍できるか否かに相関はほとんどない

「科学的な適職」には就職および転職者の職業選択の際の視野を広げてくれる考え方がふんだんに紹介されている

この記事ではほんの一部しか紹介しておりませんが、本書から、今後の職業選択に有益な情報を得られることは間違いありません

ぜひ本書を読んで職業選択の役に立ててくださいね。


科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方

著-鈴木祐

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あくまで研究データが物語っているもので「必ずこうである」というものではありません。

しかしながら、信頼のある論文が示す説得力のある研究データであることに間違いはありません。